「二酸化炭素によって地球温暖化が進んでいる.CO2を削減しなくてはいけない」というような話をよく聞くがこれは全くの嘘である.その嘘を暴くのには次のグラフを見せるだけで終わってしまう.
このグラフは二酸化炭素の濃度と気温の変化を示したグラフである.これを見て「やっぱり二酸化炭素のせいで温度が上がっているじゃないか!」という人はもう一度よくグラフを見て,二酸化炭素のグラフの山・谷の位置と気温のグラフの山・谷の位置を比較して欲しい.
もしも「二酸化炭素の濃度が上がると気温が上がる」のであれば二酸化炭素の濃度(破線)の変化が起きた後に温度'(実線)の変化が起きるはずである.しかし,このグラフでは温度(実線)の変化が起きた後に二酸化炭素の濃度(破線)が変化しているのが分かるはずである.すなわち「温度が上がると二酸化炭素の濃度が上がる」ことが分かるはずである.
何故温度が上がると二酸化炭素の濃度が上がるかというと,地球の約70%を占める海は温度が低いと二酸化炭素を吸収し,温度が高いと二酸化炭素を放出する性質があるからである.海は大気と比べて温度の変化が起こりにくいので,気温が上がって(下がって)も海水温は直ぐには上がらず(下がらず)時間をかけて上がり(下がり),海水温が上がる(下がる)と二酸化炭素が放出(吸収)されるから先ほどのようなグラフになるのである.
また,世界的に二酸化炭素の放出が急激に増加したのは第2次世界大戦(個人的には大東亜戦争)終了後の1945年から1980年位の間である.この頃は世界各国で戦後の復興のために工業生産が盛んになり初期の頃はほとんど公害対策などなかった時である.しかし,グラフの最初の年と1980年を比べてもほとんど変化はない.逆に1973年から1976年にかけては大きく気温が下がっている.気温の上昇を二酸化炭素のせいにするのは何かおかしいことに気づくと思う.さらに,私が子どもの頃の本には「このままでいくと地球は寒冷化して氷河期が訪れる」というような記述もあった気がする.今思えば馬鹿らしい話であるが,その当時はまだ子どもでビックリした記憶がある.今回の温暖化も恐らく50年後に振り返ってみると世界的に馬鹿げた論争をしていたということになるだろう.
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