参議院で山谷えり子氏提出した永住外国人への地方参政権付与に関する質問に対する答弁書をもって,民主党が外国人地方参政権付与を諦めたと言っている人達がいるが本当だろうか?
相変わらず疑い深いので最高裁の判決から調べてみました.
まず,この答弁書の基となっている最高裁の判断は[傍論云々はさておき主文において下されたものは]「現行法上,永住外国人に対して参政権を認めないことは違憲ではない」ということである.永住外国人に対して「参政権を認めることは違憲」ではなくて「参政権を認めないことは合憲」と述べているだけである.最高裁判断もこの答弁書も「参政権を認めることは違憲」とは一言も言ってないのである.
すなわち,「永住外国人に対して地方参政権を与える法律を作ること」は違憲でも何でもないのである.さらに,この答弁書では「外国人地方参政権付与を諦める」などとは一言も書いてないのである.書いてあることは「国境付近の地方自治体が外国人地方参政権付与に対して不安を抱くのは分かるが,そのことを踏まえ対応する」である.
はっきり言って,わしにとってこの現実は厳しかった.しかし,正しい知識を持たなければ相手を説得できないことも確かである.逆にこちらの認識不足を指摘され何も言えなくなるだけである.このようなことがない様に正しい知識をつけよう!
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